北海道七飯町の山林で、しつけの為に先月28日に両親から置き去りにされ行方不明となっていた、北斗市の小学2年生・田野岡大和君が捜索範囲外だった鹿部町本別にある陸上自衛隊駒ケ岳演習場の廠舎で3日午前、無事発見された。

田野岡大和君は発見後に病院へ搬送されたが、軽い脱水症状程度で外傷などもなく元気な様子だという。

そんな田野岡大和君に対し、ネットでは凄いサバイバル能力だと話題となっている。

北海道警などによると、田野岡大和君は先月28日、家族4人で鹿部町の公園を訪れたが、小石を人や車に投げつけるなどした為、17時頃、七飯町の山中で両親に車から降ろされ置き去りにされた。

両親は5〜10分後に、置き去りにした現場に戻ると田野岡大和君の姿は無く、所在不明となった。

両親は当初、山菜を取りに山林に入り田野岡大和君とはぐれたと道警に説明していたが、その後、しつけの為に置き去りにしたことを打ち明けた。

道警や消防などが懸命に現場周辺の山林などを捜索するも、足取りは掴めず、手掛かりもつかめないまま5日が経過した。

行方不明となってから6日目の3日、捜索の規模が縮小され翌日には捜索打ち切りとの報道もあり、誰もが無事に発見されることを望んでいたがところ、突然、田野岡大和君を無事に保護したの情報が流れた。

田野岡大和君が発見されたのは、置き去りにされた現場から約5キロ程離れた鹿部町本別にある陸上自衛隊駒ケ岳演習場の廠舎内で発見された。

偶然、廠舎の様子を見に来た自衛隊員が田野岡大和君を発見した。

道警などによると、田野岡大和君は置き去りにされた28日の夜に陸上自衛隊駒ケ岳演習場に偶然辿り着き、廠舎内で発見される6日の間過ごしていたという。

廠舎内には水道があり、田野岡大和君は6日もの間、水道水だけで何とか凌いでいたという。

また、夜には気温が下がり10度程度にま出に冷え込む中、廠舎内に暖房設備があったが発電機が無ければ使用できず、偶然あったマットレスの間に挟まるなどして寒さを凌いでいたという。

発見した自衛隊員によると、普段は人がいない廠舎内にはいると男児が立っており「大和君？」と声を掛けると「うん」と答えたという。

さらに「おなかがすいているかい？」と話しかけると「うん」と答えた為、おにぎり2つとお茶を渡すと、勢いよく食べ始めたという。

自衛隊員が「1人で来たの？」と聞いたところ「うん」とだけ答えたといい、さらに「どこから来たの？」と聞くと、何も言わず七飯町の方向を指したという。

行方不明となった現場から陸上自衛隊駒ケ岳演習場までは林道や林があるが、土やって辿り着いたのかなど、詳細は現在までに分かっていない。

田野岡大和君は発見後に病院へ搬送され、医師の診察を受けたが軽い脱水症状と低体温症だったといい、念の為点滴を受け3日ほど入院するという。

無事に発見され、6日間も水道水だけで凌いだ田野岡大和君にネットからは「物凄いサバイバル能力だ」との声が多数挙がっており、そのタフネスぶりが大きな話題となっている。

【日時】2016年06月04日 05:15
【提供】日刊時事

妻の不倫相手で27歳の男性の頭をアイスピックで突き刺すなどして、重傷を負わせたとして、警視庁は31日、職業不詳の25歳の男と、50歳の父親、22歳の弟ら4人を傷害の容疑で逮捕したと発表した。

傷害の容疑で逮捕されたのは、職業不詳の白鳥蘭容疑者、父親の白鳥肇容疑者、弟の白鳥伸容疑者ら4人。

警視庁によると、白鳥蘭容疑者ら4人は2015年12月府中市若松町の飲食店に、白鳥容疑者の妻の不倫相手の男性を呼び出し、顔を殴り、粘着テープで上半身を縛ったうえ、左手の甲と頭をアイスピックで突き刺した疑いが持たれている。

男性は3ケ月の重傷を負い、現在も脳に障害が残っているという。

警視庁の調べに対し、白鳥蘭容疑者は容疑を認めているが、父親の白鳥肇容疑者は「俺は現場に居なかった」などと供述しており、容疑を否認している。

警視庁では、当時の状況や経緯、詳しい動機などについて調べる方針。

【日時】2016年06月01日 05:34
【提供】日刊時事

北海道七飯町東大沼で、北斗市の田野岡大和君が両親からしつけと称し、置き去りにされた後、行方不明となっていた事件で、北海道警は無事に田野岡大和君を保護したと発表した。

田野岡大和君は鹿部町本別の陸上自衛隊駒ケ岳演習場内で発見された。

また、比較的元気で外傷などはないという。

北海道警によると、田野岡大和君は先月28日、両親からしつけと称し、七飯町東大沼で車から降ろされ置き去りにされた後、行方が分からなくなっていた。

道警などが連日、現場付近などで大規模な捜索を行っていたが、発見には至らなかった。

しかし、3日7時50分頃、鹿部町本別の陸上自衛隊駒ケ岳演習場内で、田野岡大和君を発見したと、演習中の陸上自衛隊員から110番があった。

田野岡大和君は演習場内の小屋で雨やどりをしていたといい、自分の名前を名乗るなど話もできており「土曜の夜に歩いて小屋にたどり着いた」と説明しているという。

また、外傷などはなく比較的元気な状態だったが、発見時は食べ物などは持っておらず、服装は行方不明時と同じだったという。

田野岡大和君が発見された演習場の自衛隊員によると「演習場の中にある隊員が寝泊まりする建物で男の子を見つけた。隊員が『もしかしたらやまとくん？』と声をかけたら『そうです』と元気に受け答えをしていました」と証言している。

また「男の子はおなかがすいていたというので、隊員が持っていた水とおにぎりをあげました」と話しており元気な様子だという。

道警では、行方不明となった当時の状況や、発見されるまでの経緯などについて詳しく調べる方針。

【日時】2016年06月03日 09:25
【提供】日刊時事